
こんにちはっ
オーストラリア・ダーウィン在住のひとみです
きっと今、みなさんの頭の中にはこんな疑問がわいていることでしょう…
「ダーウィン?どこそこ?」
それもそのはず…
オーストラリアと聞いてみなさんが真っ先に思い浮かべる都市といえば、シドニーやメルボルンといった大都市がほとんどだと思います。
それに比べて日本でのダーウィンの知名度といったら、限りなく0に近いですよね(;_;)
ということで今回は、みなさんにダーウィンのことを知ってもらうために簡単な紹介をしていこうと思います。
このブログでわかること
- ダーウィンの基本情報(位置・気候・治安など)
- ダーウインと日本の知られざる歴史
- 日本からのアクセス
ダーウィンってどんな街?
位置
ダーウィンは準州ノーザンテリトリー(NT)の州都でオーストラリアの北に位置します。
オーストラリアの中で最もアジアに近い場所にあるので、移民もたくさん住む多文化な都市です。
人口
人口は約14万5千人で、オーストラリア国内では17番目に大きい都市になります。
順位 | 都市名 | 人口(人) |
---|---|---|
1 | シドニー | 4,741,874 |
2 | メルボルン | 4,677,157 |
3 | ブリスベン | 2,326,656 |
4 | パース | 2,004,696 |
5 | アデレード | 1,315,346 |
・ ・ ・ | ・ ・ ・ | ・ ・ ・ |
17 | ダーウィン | 132,708 |
(参考:The 50 largest cities and towns in Australia, by population | 2018 update | .id blog)
参考日本でいうと、東京の多摩市の人口と同じくらいの大きさの都市です。
また、75の民族が暮らしていて、人口の1/4がアボリジニと言われる先住民族で構成されています。
気候
ダーウィンには乾季と雨季の2つの季節があります。

オーストラリアは南半球にあり、日本とは季節が逆になるので注意が必要ですよ!
乾季(5〜9月)
5〜9月の乾季のうち、比較的涼しいのは6・7月です。
それでも気温は19〜30℃なので、日本人にとってはまだまだ暑いかと思います。
逆に、一年を通して10℃を下回ることはないので、冬の寒さが苦手な人にはオススメの場所とも言えるでしょう。
雨季(10〜4月)
雨季に入るとダーウィンの天気は激変し、湿度が70%くらいまで上がります。
また、どこからともなく雨雲がやってきて、さっきまでの晴れていた空が嘘のように急な雷雨に見舞われる日が続きます。
豆知識ダーウィンは世界でも有数の雷発生位地域として知られています。
自然
ダーウィンでは手付かずの雄大な自然を楽しむことができるので、アドベンチャー好きの方にはぴったりの場所です。
また、ダーウィンはワニの生息地としても有名で、シティ中心部にはワニ専門の動物園があります。

民家のプールなどに出没することも少なくないので、ニュースになったりもします∑(゚Д゚)
治安
オーストラリアは、海外の中でも比較的治安が良い方とされています。
貴重品などは肌身離さず持っておくなど、海外旅行の基本を抑えていれば問題ありません。
ただ、夜遅い時間になると貧困層を中心に徘徊する人も多いため、夜の出歩きは控えるのがいいでしょう。
貧困な住民・民族の方が道をうろうろしながら
“Do you have any coins?(小銭持ってない?)”
と聞いてくることがあると思います。
心が痛む気持ちは分かりますが、何も渡さないのが自分の身のためです。
一度でも渡すと顔を覚えられて、自分がコミュニティのターゲットになってしまいます。
ダーウィンと日本の意外にも深い歴史
実は、ダーウィンと日本は歴史上で深く繋がっていることを皆さんはご存知でしたか?
日本ではそのことについて教育されることはなかったと記憶しているのですが、日本人ならきちんと知っておくべき歴史だと思うので簡単にご紹介します。

私はプロではないので詳しく知っているわけではないのですが、少しでも多くの方に歴史認識を広められたらと思います
第二次世界大戦(太平洋戦争)中の出来事
事実としてお伝えしたいのは、日本軍がダーウィンに空襲した過去があるということです。
それは、オーストラリア側が全く予想もしていなかった、1942年2月19日のことでした。
日本軍がオーストラリア本土に仕掛けた初めの攻撃で、ダーウィンは国内最大の被害にあう事になります。
当時、ダーウィンは海軍の主要基地として機能していましたが、242機の日本軍戦闘機により破滅に追いやられました。
このとき使われた薬弾の量はあの真珠湾攻撃よりも多かったと言われていて、少なくとも243人が亡くなり、その他多くの人々も被害にあいました。
ダーウィンの今と私たちにできる事
2018年11月17日に安倍首相が戦後初めてダーウィンに来ることを控え、オーストラリアの(地元)ニュースでは特集が組まれていました。
その中で、実際にその時代を生きた男性のこんな言葉がありました。
「戦後、日本の首相がダーウィンを訪れるのは初めてのことだ。
この訪問が我々の傷を少しでも癒すものになればいい。」
この歴史と彼の言葉からみなさんは何を考えますか?
こんな歴史があったにも関わらず、オーストラリアの人たち(ダーウィンも含め)はみんなフレンドリーで親日的です。
ただ、この時代を生きた方達の中にはよく思わない人がいるのも事実ですので、そのことを忘れないでください。
もし、この記事をきっかけに少しでもダーウィンに興味を持って現地にいらっしゃる方がいれば、是非「ダーウィン軍事博物館」に行くことをお勧めします。»Google Mapsで見る
この博物館には、当時の写真や戦争で使われていた物の数々が展示されています。
特に、戦時中の街の様子を再現したショートムービーは日本人として色々と考えさせられる作品になっていると思いますので、是非多くの方に見て頂きたいです。

繊細な方は心の準備をして行かれるといいかもしれません
日本からのアクセス
興味を持ったのは良いものの、ここで気になるのは日本からのアクセスではないでしょうか?
もちろんたくさんの方にダーウィンに来ていただきたいのですが、残念ながら現在は日本からダーウィンへの直行便はありません。
基本的にはオーストラリア国内の他の空港かアジア圏の主要ハブ空港を経由して、ダーウィンに行くことになります。
経由地や値段は航空会社にもよりますが、LCCなら6〜7万円、高くても8〜9万円くらいで行くことができます。
また、フライト時間は14〜21時間なので、1日以内に着くところもハードルが低いと思いますよ。
まとめ
オーストラリア・ダーウィンについて様々な面から紹介しましたが、いかがでしたか?
まとめ
- ダーウィンは、オーストラリアの北側にある都市
- 人口は少ないけど、自然がとても豊かで人がフレンドリー
- 治安は比較的良い
- 日本はダーウィンに空襲した過去がある
- 日本からの直行便はないけど、意外と安いし24時間以内に着く
後半は少し暗い歴史の話もしましたが、みなさんに一番知っていただきたいのはダーウィンがとても素敵な自然と人々にあふれる街だということです。
この記事をきっかけに、もっと多くの人がダーウィンのことを知って、実際に来てくれるようになったら嬉しいです^^
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