これからオーストラリアに留学やワーホリで来ようと思っている方なら、避けては通れないのが予算の話
学費や家賃などもそうですが、普段の買い物などの生活費も気になるところではないでしょうか?
ネットで調べると「オーストラリアは物価が高い!」という話が飛び交っていると思いますが、一体日本と比べるとどれくらい高いのか気になりますよね?
ということで今回は、オーストラリアと日本のスーパーの色々な商品の値段を比較していきたいと思います
この記事を読めば、現地での生活費もよりイメージしやすくなるはずです^^
オーストラリアの物価が高い理由
オーストラリア・シドニーは2018年の調査で世界物価(生活費)ランキング10位にランクインするほど物価が高いのですが、そもそもなぜオーストラリアはそんなに物価が高いんでしょうか?
何かとコストがかかる
オーストラリアは日本の約20倍の大きさがあり、都市も海沿いを中心に点々としています
そのため、国内だけでも商品を輸送したり保管したりするのにかなりのコストがかかってしまうんです
また、オーストラリアはその広大な国土を生かして自然資源には困っていませんが、加工品などは輸入に頼っている状況で、そのコストも物価の高さに影響していると言えるでしょう
人件費が高い
端的に言って、オーストラリアはお給料の良い国です
なぜなら、オーストラリアは国土の大きさに対して人口が少なく、労働力が希少だからです
日本の最低賃金が全国平均で時給850円なのに対し、オーストラリアでは最低時給が約$19($1=82円で計算すると約1560円)で日本の約2倍もあります!
人件費が高い分、物価も比例して高くなりますが、現地の人はそれに見合ったお給料をもらっているので問題なく買い物ができます
価格競争が少ない
日本人からしてみれば、

そんなクオリティのものにこんなに払うの!?
というような商品も結構多いです(笑)
それでも現地の人は気にせず買ってくれますので、無理に価格を下げる必要がなく、それが今の物価の高さに繋がっているとも言えるかもしれません
物価対決:オーストラリアvs 日本
ここからは、オーストラリアでもっとも大きいスーパーチェーン「Woolworths(ウールワース)」と日本では格安スーパーとして有名な「西友」を参考に、商品ごとの価格を比較していこうと思います
野菜
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
かぼちゃ | 1kg | 506 | 246 |
キャベツ | 1玉 | 137 | 369 |
きゅうり | 1本 | 42 | 123 |
コールスローサラダ | 1袋(200g) | 128 | 164 |
じゃがいも | 1kg | 391 | 246 |
トマト | 1個 | 147 | 52 |
なす | 1本 | 56 | 170 |
にんにく | 50g | 265 | 101 |
ピーマン | 100g | 74 | 45 |
ブッロコリー | 1株 | 137 | 120 |
ホワイトマッシュルーム | 100g | 169 | 164 |
もやし | 1袋(250g) | 30 | 180 |
人参 | 1本 | 77 | 30 |
玉ねぎ | 1個 | 47 | 36 |
- きゅうり・なす
どちらもオーストラリアでは値段が約3倍!
その代わり日本の1.5〜2倍くらいの大きさがありますが、結構水っぽいのが特徴です
- トマト
もちろん品種にもよりますが一番安いものなら1個50円くらいで買えてしまいます
- もやし
その差なんと6倍!おそらく日本人として一番ショックな値段かと思います
日本でもやしといえば「お金がないときの救世主」的な存在だと思いますが、オーストラリアではむしろ家計を圧迫してしまうような存在です(笑)
果物
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
アボカド | 1個 | 104 | 205 |
オレンジ | 1個 | 104 | 124 |
キウイ | 1個 | 137 | 63 |
バナナ | 1房(500g) | 86 | 118 |
りんご | 1個 | 137 | 72 |
レモン | 1個 | 106 | 100 |
- アボカド
オージーはアボカドが大好きで、トーストにのせたり、サラダに入れたりするのはもちろんですが、なんとお寿司にもアボカドが使われています
国内の需要は高いですが、意外にも値段は日本の2倍でした

日本のアボカドは好きじゃない・・・
オーストラリアのが1番だ!!
と私のパートナーが言っていたので(笑)、もしかしたら品質が値段に関係しているのかもしれません
- バナナ
1房500gとして計算すると、意外にもオーストラリアの方が高いようです
ただ、オーストラリアでは房ごと買う必要はなく、必要な分だけもぎ取って買うことができるので便利です
肉・魚
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
イカ | 100g | ー | 123 |
エビ | 100g | 157 | 160 |
サケ | 100g | 151 | 240 |
ベーコン | 100g | 190 | 185 |
ポークソーセージ | 100g | 140 | 66 |
ラムミンチ | 100g | ー | 114 |
ロースハム | 100g | 186 | 148 |
牛ミンチ | 100g | ー | 74 |
牛豚ミンチ | 100g | ー | 106 |
豚ロース切身 | 100g | 97 | 164 |
鶏の手羽先 | 100g | 89 | 62 |
鶏ミンチ | 100g | ー | 90 |
鶏むね肉 | 100g | 67 | 106 |
オーストラリアと日本ではお肉の食べる部位や調理方法が違うので、日本のように薄切り肉のパックなどは売っていません
また魚介類も種類が違うので、とりあえず定番のものを中心に取り上げてみました

比べるのが少し難しいジャンルです(^^;)
- サケ
オーストラリアの方が高いようですが、オーストラリアの魚介類はとても新鮮、肉厚で美味しいので妥当な値段なのかな〜とも思います
- ベーコン・ハム
表の価格は全てパッケージ包装されているものです
スーパー内の精肉売り場なら量を指定できますし、100g=100円くらいなのでお得です
- ソーセージ
日本では小さいサイズのウィンナーが主流で、どれも皮がパリッとしていますよね
でもオーストラリアではそう言ったタイプのソーセージはあまり見かけません
代わりに「生のひき肉がただ腸詰されました!」みたいな見た目がリアルなソーセージが売られています

最初は正直抵抗がありました(笑)
味は普通に美味しいですよ
また、BBQでも食べることを想定されているので、サイズはかなり大きいです
味付けはプレーンだけではなく、ハーブやトマトが入っているものもあるので色々試してみるといいかもしれません
- ミンチ
前回の記事でもお伝えしましたが、ミンチは鶏肉や豚肉よりも牛肉の方が安いケースが多いです
その他のお肉類の値段は、部位やオーガニックかどうかなどによってマチマチです
主食類
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
コーンフレーク | 500g | 458 | 148 |
コーンフロスティ(ケロッグ) | 500g | 620 | 585 |
パスタ | 500g | 183 | 53 |
パスタソース(トマト) | 500g | 252 | 164 |
パン・ライ麦(トースト) | 1袋 | 208 | 287 |
パン・レーズン | 1袋 | 141 | 164 |
パン・全粒粉(トースト) | 1袋 | 219 | 205 |
パン・白(サンドイッチ) | 1袋 | 182 | 82 |
パン・白(トースト) | 1袋 | 86 | 123 |
米 | 5kg | 1310 | 1945 |
- シリアル
日本が異常に高いのか?オーストラリアが異常に安いのか?はわかりませんが、かなり値段差がありますね
世界的に流通しているブランドなら、あまり値段差はないように感じます
- パスタ
オーストラリアはパスタがめちゃくちゃ安いです!
私は留学生時代、何かとパスタばかり食べる生活だったので大変お世話になりましたm(_ _)m
- パン
オーストラリアにはサンドイッチ用とトースト用のパン2種類があります
日本では4〜8枚切りが多いですが、こちらは基本的に1斤丸々で売られています
しかも、そのスライスがめちゃくちゃ薄くて、多分20枚くらい入ってるんですよね

基本は冷凍保存がオススメです!
乳製品・卵
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
スライスチーズ | 100g | 140 | 61 |
マーガリン | 500g | 285 | 245 |
ヨーグルト | 500g | 135 | 164 |
卵 | 12個 | 243 | 246 |
無塩バター | 100g | 242 | 123 |
牛乳 | 1L | 182 | 98 |
やはり広い土地をもつ国だからか、オーストラリアは全体的に乳製品が安いです
調味料・保存食
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
ジャム(いちご) | 135g | 108 | 55 |
ツナ缶 | 70g | 141 | 121 |
はちみつ | 250g | 355 | 232 |
冷凍ピザ | 180g | 219 | 191 |
塩 | 1kg | 96 | 74 |
砂糖 | 1kg | 182 | 82 |
胡椒 | 15g | 86 | 47 |
- 砂糖・塩・胡椒
これらの基本調味料は驚きの安さで、砂糖なんて1/2の値段で買えちゃいます!
飲料・菓子類
名前 | 単位 | 日本価格(円) | オーストラリア価格(円) |
---|---|---|---|
アイス(バニラ) | 1L | 312 | 352 |
ガム | 100g | 503 | 512 |
コーラ | 500ml | 87 | 239 |
チョコレート(キットカット) | 100g | 156 | 182 |
ポテトチップス(プリングルズ) | 100g | 193 | 293 |
水 | 1L | 104 | 43 |
- アイス
ファミリーサイズで比較したのであまり差はないように見えますが、日本では基本お一人様サイズを単品買いすることを考えると、やっぱりオーストラリアの方が安い気がします
- コーラ
これがネット上でオーストラリアが物価が高すぎると話題になっている一例かと思います
確かにこうやってみると約3倍の値段ですが、実はここにはトリックがあるんです
実はオーストラリアでは、大きいサイズを買えば買うほど単価が安くなるという法則があります
実際のWoolworthsのコーラの値段↓
1Lあたりの単価をみてみるとわかりますが、500mlではなく2L買えば日本と変わらない(むしろ安い)単価で買うことができるんです

一人で飲みきるのは大変かもしれませんが、ハウスメイトとシェアするなどして工夫してみてください^^
- ポテトチップス
これもコーラと同じで、大きいサイズを買えば半額くらいの単価で買うことができます
- 水
何と言ってもオーストラリアはお水が激安!!
お水も大きいものをたくさん買えば買うほどもっと安くなります
お水は健康にいいですし、オーストラリアに来るのをきっかけにジュースや炭酸飲料は卒業してもいいかもしれません・・・
まとめ
いかがでしたか?
オーストラリアは物価が高いと言われていますが、こうやってひとつひとつ見ていくと「腰が抜けるほど高い」訳ではないことが分かっていただけたかと思います
ここで紹介したものは、特定のスーパーの値段でしかないですし、主にPB(プライベートブランド)商品を比較しています
当たり前のことですが、もっとクオリティの高いものやオーガニックのものを買おうと思えばそれだけのお値段がします
あくまでも目安として参考にしてみてくださいね

節約しようと思えば全然できます^^
オージーは何週間分もの食料を一気に買う人が多いですし、一人あたりの消費量が日本より多いこともあって価格設定が日本とは違います
お得に買い物がしたいなら「大容量を大量に」
これがオーストラリアのスーパーでの買い物のコツかなと思います
今回はスーパーの価格比較でしたが、次回はレストランやファストフードなどの比較もしてみようと思います
お楽しみに!
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