*2019/1/28:ブリスベンの料金値上がりに伴い、料金表を修正しました。
*2019/5/28:パース・アデレードの料金値上がり情報を追加しました。また、メルボルンの料金値上がりに伴い、料金表を訂正しました。

こんにちはっ
オーストラリア在住3年目のひとみです
「これからオーストラリアに行こうと思うけど、現地の情報が少ないからどんな交通手段があるのかわからない」「ついでに料金も知れたら嬉しい」と思っている方はいませんか?
この記事ではこんなことを解説します
- 各都市の交通手段の種類
- 都市別の料金比較
- 利用するときの注意点
各都市の交通手段の種類
まず、各都市の交通手段にはどんなものがあるのかみていきます
都市 | バス | 電車 | トラム(路面電車) | フェリー |
---|---|---|---|---|
シドニー | ○ | ○ | ○ | ○ |
メルボルン | ○ | ○ | ○ | × |
ブリスベン | ○ | ○ | × | ○ |
ゴールドコースト | ○ | ○ | ○ | × |
パース | ○ | ○ | × | ○ |
アデレード | ○ | ○ | ○ | × |
ダーウィン | ○ | × | × | × |
また、タクシーは各都市で普通に走っていますし、空港は全ての都市で国際線も発着します
*日本から各都市への直行便の有無はこちらから確認してみてください
都市別の料金比較
次に、各都市の公共交通機関の料金の比較をしていきます
バス・電車・トラム
基本的に、どの都市でも距離を基準としたゾーン制が使われており、バス・電車・トラムの料金は一律の場合がほとんどです。(シドニーを除く)
都市 | 大人(チケット) | 学生(チケット) | 大人(カード) | 学生(カード) | 大人(28日) | 学生(28日) | 大人(28日乗り放題定期券) | 学生(28日乗り放題定期券) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シドニー | 4.40 | 4.40 | 3.54 | 3.54 | 198.24 | 198.24 | ー | ー |
メルボルン | ー | ー | 4.40 | 2.20 | 246.4 | 123.2 | 148.40 | 74.20 |
ブリスベン・ゴールドコースト | 4.80 | 2.40 | 3.31 | 1.66 | 185.36 | 92.96 | ー | ー |
パース | 3.10 | 1.30 | 2.79 | 1.17 | 156.24 | 65.52 | ー | ー |
アデレード | 5.50 | 2.80 | 3.70 | 1.83 | 207.2 | 102.48 | 99.00 | 49.00 |
都市によっては曜日割・時間帯割・回数割が設定されている場合がありますが、上表では比較がしやすいように「大人(カード)×28日×2回」の単純計算をしています。
ご自身のご利用状況によっては料金が変わってきますので、詳しくは下記のリンクよりご確認ください。
- シドニー:Fares and payments | transportnsw.info
- メルボルン:Metropolitan fares – Public Transport Victoria
- ブリスベン・ゴールドコースト:Tickets and fares | translink.com.au
- パース:Transperth fares
- アデレード:Adelaide Metro – Fares
ポイント
- シドニー:学生料金は基本的になし(特定の教育機関または政府から奨学金を受け取っている人のみ有効で、カード利用時のみ半額)
- メルボルン / アデレード:ほぼ毎日利用するなら、定期券(myki pass / 28-Day Pass)が圧倒的にお得

私はアデレード留学時代、学生定期券には大変お世話になりましたm(_ _)m
タクシー
タクシーの料金は、各都市の物価事情が現れやすいと思うので、比較してみます
都市 | 初乗り料金($) | 待機料金($/h) |
---|---|---|
シドニー | 4.00 | 56.68 |
メルボルン | 4.50 | 34.20 |
ブリスベン | 4.30 | 49.20 |
パース | 4.50 | 49.00 |
アデレード | 3.70 | 39.30 |
ダーウィン | 4.40 | 55.20 |
(参考:Taxi Fares in Australia. Taxi Prices in Australia.)
こちらも比較的、アデレードが安めです
また、シドニーは初乗り料金は安いものの、待機料金が高いので注意しましょう
利用するときの注意点
時間通りには来ないと思っておこう
日本は世界の中でも時間に厳しい国民性が知られていて、それが交通機関の時間の正確性にも繋がっていると思います
反対に、オーストラリアは時間がゆったりと流れており、悪く言えば時間にルーズなところがあります

日本のように、秒刻みの正確さでバスや電車が来ることはほぼありません
ですので、初めのうちは全く来る気配がなくイライラしてしまうかもしれませんが、「これがオーストラリアなんだ」と思って慣れるようにしましょう
もし、絶対に遅れられないような会議や試験があるときは、前もって早めに着くように計画しておくことが大切です
また、各都市はアプリや公式ホームページで運行状況を発信していますので、必要であればチェックするといいでしょう
*各都市の公式アプリダウンロードページに飛べます
- シドニー:Opal Travel | transportnsw.info
- メルボルン:Mobile apps – Public Transport Victoria
- ブリスベン・ゴールドコースト:MyTransLink app | translink.com.au
- パース:Transperth > JourneyPlanner > Mobile Services
- アデレード:Adelaide Metro – Home
タクシーはGoogle Mapsでルート確認
オーストラリアに限った話ではないかもしれませんが、観光客などを相手に、目的地まで遠回りしようとするドライバーさんがいるので要注意です
不安な方は、自分のGoogle Mapsと進路を照らし合わせて確認し、もし遠回りしているようだったら、マップを見せて指示通りに行くようにお願いしましょう
もし、そのようなトラブルが面倒だと感じる方は、乗車前からルートと料金があらかじめ分かる「Uber」という配車サービスを利用することをオススメします

補足ですが、オーストラリアでは車の扉は自分で開けてくださいね^^
まとめ
いかがでしたか?
簡単にまとめると
- オーストラリアの交通手段はバス・電車・トラム(路面電車)・フェリー
- 交通費が最も学生に優しいのはアデレード
- オーストラリアでは何でも気長に待ってみる
- タクシーはぼったくりにあわないように注意!Uberもオススメ
旅行や留学・ワーホリで渡豪される際の参考にしてみてください
Comments
シドニーに住んでいます。
1. 一応、学生用のカードは存在します(フルタイムの大学やTAFEの生徒である必要がありますが)。運賃は半額になります。
2. 1週間(月曜日から)のうち、8回乗れば、その週は以降の運賃が半額になります(つまり、4往復すれば、次からは半額)
3 日曜日は2.7ドルで乗り放題です。
ですから、”学生料金がない”というのは正しくないですし(語学学校生なら別ですが)、また、28日で計算するなら、5日目からの割引や、日曜日の料金を考慮せずに計算するのも正しくないわけです。
他の地域についても同じような割引などがあるかと思います。(知らないですが) ですから、条件によって変わってくることを一切書かずに単純比較するのは、読者の誤解を招くのではないでしょうか。
コメント、そしてご指摘ありがとうございます。
【シドニーの学生料金】
私のリサーチによると、留学生は基本的に学割の対象外だということだったので”学生料金なし”と書かせていただきました。ですが、奨学金を受けている場合は有効になることを明示していなかったのは、私のミスです。修正させていただきました。
(参考:https://transportnsw.info/document/581/tertiary-guidelines.pdf)
【条件付き割引】
花粉症さんのおっしゃる通りで、大体どこの都市でも回数や曜日によって割引されることが多いです。ただ、各都市でその条件が違うことを考え、比較しやすいように単純計算の結果を提示したのですが、確かに誤解を招きかねないと思い、訂正削除させていただきました。
また、根本的なことを言ってしまうと、各都市によって1ゾーンの設定距離が違いますので、料金の完全比較は難しいところがあります。あくまでも、ある程度の感覚として参考にしていただければと思います。
それに伴い、”チケット/カード料金(AUD)は、ピーク時にシティ中心部から最短ゾーン内までを利用した場合を比較しています。”と表記していましたが、「各都市ごとに設定された」という表現を追加させていただきました。
2度目のコメント大変励みになりました。
また、ご指摘もありがとうございました。